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24時間在宅療養支援診療所

 昨今、医療現場で“在宅医療”がクローズアップされてきました。世界に先駆け高齢多死化が進む我が国において、その解決策としてあがってきた医療形態を指します。

 医療の進歩によって、今まで不治の病とされていた疾病も治る時代にはなってきました。これまでの近代医療では、疾病を完治させることや生存期間を延長することを最重要視してきました。しかし寿命は存在し永遠に生きることはできません。
私たち人間にとって、(残された)人生をどのように生き、どこに住み、どのように暮らすか、そしてどのように死を迎えるのかが重要なテーマとなってきたのです。医療従事者にとってその患者さんをどうやって支えていくのかということが問われるようになってきておりその際、最も重要になるのが本人の尊厳と生活の質です。政府の施策で急性期病院の平均在院日数短縮化は不可避であり、在宅療養者の医療・看護・介護の必要性は確実に増しています。そのような現状をふまえて当クリニックでは、外来通院困難な患者さんに対して、往診・訪問診療を行っています。
信頼できる、優秀な訪問看護師さんとチームを組んで治療・看護に取り組んでいます。実際、在宅診療を希望される患者さんは多いですが、ご家族のご理解・サポートなしにはなかなか困難です。自宅での在宅生活がどうしても無理な時には、状況に応じてグループホームや小規模多機能施設 更には特別養護老人ホーム等を紹介しております。また、治療可能な状態であれば急性期病院に紹介し、緩和ケアが必要であれば対処可能な病院を適宜紹介致します。

 患者さん本人・ご家族ができるだけ住み慣れた自宅で過ごしたいと希望される、そういった想い・願いを叶えられるようにできる限りサポート致します。

往診 訪問診療の対象となる患者さん

主にからだが不自由で通院が困難な方です。一例として、

・慢性の呼吸器疾患で在宅での酸素投与が必要なかた
・脳卒中後遺症や神経疾患等でからだが不自由なかた
・老化や認知症でからだが不自由なかた
・がん末期などで家庭での療養を希望されるかた

など

当院で可能な医療処置(在宅患者さんに対して)

経鼻胃管や胃瘻の管理 在宅中心静脈栄養の管理 在宅気管切開の管理 人工呼吸器の管理 在宅酸素療法 モルヒネ製剤など麻薬を含む疼痛の管理 褥瘡の処置・管理など

☆必要に応じて 採血検査や在宅でのポータブル超音波検査も施行可能です。

書類作成(在宅患者さんに対して)

介護保険意見書作成・訪問看護指示書発行・在宅訪問リハビリ指示書発行